伊藤猛の自作ヨットのあくなき戦い

とにかくこの男の頭の中はヨットの事だけである。

他の事は全く考えていないのでその為に、ヨットに興味のある人が多数集まってくる。

何で集まってくるかというと、彼は灯台の様な物で、常に前向きな事しか考えない。

この男に出来ないというエクスキューズは無い。

 40フィートの自作艇の弥勒で太平洋を横断してきて、海に浮かぶゴミを何とかしなければならないと考え、それにはカタマランが良いと考えたら、設計者の James Wharramから図面を取り寄せ、自作を始める。

https://www.wharram.com/gallery/tiki-designs/tiki30

その後考えてみたらカタマランは双胴船で船体が2つ必要である。そんな造船スペースは考えていない。幅、と奥行きは双胴船1つ胴体はできそうだ、そうだ一つ出来たらチェーンブロックで上にあげて、もう一つを下で作業すればいい。この男の頭は3Dになっている。空間利用の最たるものである。

 

灯台の様な明るさを持っているので仲間が多い。彼らが時間のある時に手伝いに来て不可能と思われるカタマランは徐々に出来上がっていく